滝山寺 Takisan-ji |
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所在地 : 愛知県(岡崎市滝町字山籠107) 最寄駅 : 名鉄バス滝山寺下下車。すぐ。 料 金 : 境内は無料。宝物館は不明(2002年現在)。 |
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偶然名古屋に行く機会があったので、岡崎にも行ってみることにした。名鉄の東岡崎駅 からバスに25分乗ると、滝山寺下というバス停につく。ただしこのバス、一日に五回ぐ らいしか走っていないので、事前に時刻表を入手しないと乗りずらい。(ネット上で検索 できます) 途中の滝団地というバス停までなら一時間に二、三回走っているし、徒歩で二十分以 内に着くけれど、行きはのぼりなのでしんどい。帰りなら滝山寺下と滝団地のあいだに 三門もあるし、川沿いに歩いて下るのも心地いい。(行きに道を見ておけば迷わない し。まあ、道なりに歩いていき、郵便局が見えたらすぐそば……というわかりやすい場 所ですが) それにしてもわたしが一月という思いっきりオフ・シーズンに行ったせいかもしれないけ れど、それはそれは人の少ないところで、他に誰も参拝していなかったのには驚いた。 一時間近くいて、参拝者は結局わたし一人だった……。 まず、バス停を降りるとすぐ横に階段があり、上っていくと滝山寺本堂がある。……の だけれど、タイミングが悪く、わたしの行ったときには工事中だった。 その右手には滝山東照宮(↓)がある。これはなかなかきらびやかできれい。 滝山東照宮の先にある階段を下りると、左手に運慶作聖観音像が収蔵されている宝 物館がある。(この階段のところで猿に遭遇したのはびっくりした)宝物館の前に呼び 出しのブザーがあり、これを押すと管理者の方が出てきて中に入れてくれるらしい。 ……らしいというのは、実はわたし、運が悪いのか日ごろの行いが悪いのか、この宝 物館に入れず、聖観音にはお目にかかれない……というしょっぱい事態に陥ったので ある。ブザーを押しても誰も出てこないんで困っていると、たまたま近くで草を刈ってい た近所の人が寄ってきてくれて、いまは管理者の人がいないからいまは見ることがで きない、と教えてくれた。なんでも今日はあと二時間近く帰ってこないよ……というわけ で、あえなく断念……。ちなみにここ、管理者が事実上一人だけなので、その人が不 在のときには見れなくなってしまうらしい。 というわけで、わたしのように「見逃した」なんて事態に陥らないようにするためには、事 前に電話で「何日の何時ごろに行きますが、大丈夫ですか?」と確認するのが無難。も しくは、バス・ツアーみたいなもので行くか、鬼まつりの日にでも行くか……。 運慶を断念しても、滝山寺下からのバスまではあと一時間半も時間が余っていたのだけ れど、近所の人が滝団地からならバスがたくさんあるよ、ということも教えてくれたので、 わたしはバス停まで歩いて帰った。 滝団地までの道の横の川は清流だし、途中にある三門(↓)もなかなかよかった。 その後は滝団地からのバスを大樹寺で降りて、帰りがてら大樹寺、伊賀八幡宮、岡崎 城と観光した。大樹寺はなかなかよかった。案内テープ完備で、何の予備知識なしに訪 れたにもかかわらず、すっかり徳川家に親近感を抱いてしまった。ここもオフ・シーズンだ ったので他に誰もいなくて、収蔵庫の襖絵なんて座り込んでくつろいで見ていて、気分 はすっかり将軍様……だった。伊賀八幡宮もきらびやかでなかなかよかった。岡崎城は 再建のコンクリートなのでいまいち。 |
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聖観音像 | ||||
製作年 : 鎌倉時代(1201年) 木造彩色 |
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源頼朝の等身大の像……といわれているらしいが、その姿は女性的。梵天・帝釈天の ほうも女性的だが、なんでももとはここに日光・月光像と十二神将像もあったらしいの で、男性的な十二神将とともにあればバランスがよかったのかもしれない。 また、この像は湛慶とともに作ったと言われていて、湛慶的な面もかなり出ているらし い。 ちなみにわたし自身は上記の理由により未見なので、個人的な感想は書けません。 |
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梵天像 | ||||
データは聖観音像と同じ。 | ||||
東大寺の三月堂など、古い仏像では男性的に作られる梵天・帝釈天だが、密教では女 性的に作られるらしい。この梵天像は四面(顔が四つある)で、それぞれ額に第三の目 がある。 |
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帝釈天像 | ||||
データは聖観音像と同じ。 | ||||
こちらは胸甲をつけているけれど、やはり女性的。 | ||||
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