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[1259]** 展示情報。 ** 2008/06/14 19:36
みなさま、もうご存知だと思いますが、新発見の大日如来、東京国立博物館で公開されてます。
期間は6月10日〜7月6日と7月10日〜9月21日だそうです。
公開のニュース、テレビで見ましたが、ガラスケース越しではありますが、どうやら後ろも見られる展示のようでした。真如苑も一般に公開するという話のようですが、そのときにはおそらく前しか見れないようになる確率高いと思いますので、いまのうちに後姿を見ておいたほうがよいかも。
  written by* KS@管理人  
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[1260]** 巨匠対決 ** 2008/06/16 18:27
6/13の読売新聞によると、7/8〜8/17に東京国立博物館で開催される「対決 巨匠たちの日本美術」展に六波羅蜜寺の地蔵菩薩坐像が出るので、平常陳列の真如苑、光得寺の大日とともに運慶推定作3体が東博に集まることになるそうです。(光得寺の大日は7/10〜9/21)
六波羅蜜寺の地蔵については8年前に秘仏本尊十一面観音がご開帳された時についでに見たのが最後です。この地蔵については、父康慶作の富士市瑞林寺地蔵と比べてみたいと思っています。(以前奈良博でやった展覧会に瑞林寺地蔵が出た時は行かれなかったので。)

「対決 巨匠たちの日本美術」展に関する東博と朝日新聞社のHP(下記)を見ると「運慶VS快慶」と書いてあります。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=5315
http://www.asahi.com/kokka/masterpiece/index.html

朝日のHPの写真を見ると快慶は東大寺公慶堂の法橋快慶銘の地蔵立像です。 運慶、快慶は各1体だけなのでしょうか。私の希望としては、快慶はいつでも見られる東大寺像ではなく、宮津の如意寺の地蔵坐像とか、石山寺多宝塔の大日など、なかなかお目にかかれない作品が出たらいいなと思っています。同じ坐像形式の地蔵、大日で(六波羅蜜寺、真如苑、光得寺と)比較にもなりますから。
  written by* むろさん  
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[1261]** ** ** 2008/06/24 18:52
またまたレス遅れております。すみません。

展示情報ありがとうございます〜。
展示リスト出ましたね。
http://www.tnm.jp/jp/exhibition/special/200807kokka_list.html
運慶・快慶は一体だけですね。まあ、運慶が何体もっていうのはむずかしいでしょうけど。リストのトップにはなっていますが、まあ、六波羅蜜寺地蔵菩薩像はいつでも見られるので、これに関してはそう盛り上がらないですよね。

関西人としてはその他の絵画とかのほうがうらやましいですね〜。
応挙 vs 芦雪に関してはちょっと前にその2人の展示が奈良であったときに見たんですが、そのとき無量寺の虎さん見逃したんですよね〜。でも見たことがあるものでもこの展示の仕方だとおもしろいかも。

とりあえず会期中に間違って六波羅蜜寺に行かないようにしなければっ。行ってから出張中なのに気づいたら、くらくらしますもんね。

あと、ペアチケットというものもあるんですね。
http://www.asahi.com/kokka/info/ticket.html
1人で2回行くのにも使えるらしいです。た、楽しそうだなあ……。(遠い目)
  written by* KS@管理人  

[1250]** 大威徳明王 ** 2008/05/03 22:38
初めて書き込みします。
以前から運慶や快慶の作品を見て歩いている者です。
先週の土曜日、上野東博の新指定文化財陳列に運慶の大威徳明王が出るということを文化庁への問い合わせで知ったので見に行ってきました。昨年の金沢文庫での公開の時は行けなかったので、今回は期待していました。しかもその日は指定を担当した文化庁の専門家の講演会付きだったので、よく分かりました。特に高野山の八大童子の烏倶婆迦との比較写真は同じタイプの像ということで、あらためてこの大威徳明王の価値を知らされました。
今気になっているのは納入文書中の肥中法印(=備中法印)の文字です。備中法橋という仏師名が東大寺南大門の作者4人の一人として運慶、快慶と並んで東大寺の記録文書に出てくるので、何か関連があるように思えてなりません。どなたかご意見をお聞かせください。
  written by* むろさん  
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[1251]** ** ** 2008/05/11 19:18
むろさん、はじめまして。いらっしゃいませ。
たいへんレス遅れてすみません〜。せめてぐーぐるでちょっと何か調べてからお返事を……と思っていたら、気がつくと一週間ぐらいたっていました。申し訳ないです。

備中法印については↓の説明が詳しいかと。
http://www.nabunken.go.jp/publication/gakuhou01f.html
要するに、運慶の別名らしいですが、なんだかあんまりはっきりしてないっぽいです。
肥中法印に関してはぐーぐるでは出てこないです。

東大寺南大門の備中法橋は定覚のことらしいです。

浅すぎる調査結果ですみません〜。
  written by* KS@管理人  
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[1252]** 備中法印 ** 2008/05/13 01:12
去年の『金沢文庫の仏像』によると、「本朝大仏師正統系図」に、運慶について「東寺大仏師職補任備中法印号」とあることを挙げています。また南大門二王のことを書いた『東大寺別当次第』の「備中法橋」は湛慶のことであるようです。
  written by* 覚王  
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[1253]** ** ** 2008/05/13 19:08
覚王さん、いらっしゃいませ。はじめましてですよね? 
すいませんが、はじめての書き込みの方は軽くでよいので自己紹介というかあいさつ的なものというか添えていただけますでしょうか。気楽に雑談できるやわらかい雰囲気を保つようにつとめておりますので……。1番上に簡単な注意事項を掲げておりますのでよろしくお願いいたします〜。

> 「備中法橋」は湛慶のことであるようです。

あ、そうなんですかっ?
(^^ゞ
わたしが見たサイト
http://alacarteofchina.at.infoseek.co.jp/kanshou-36.htm
では、

> 備中法橋・越後法橋が定覚、湛慶に該当する

となっていたので、前が前に対応するのかと……。このまま引用しとけばよかったです。まあ、あいまいなのは自覚あったんですけどもっ。ここサイトでは「これは運慶のことではないよ」というのがわかればいいかと思ってあまり神経質に考えてませんでした。
まあ、あいまいなこと書いても、こうやって指摘していただけるので、双方向って便利ですね〜。
  written by* KS@管理人  
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[1254]** 大威徳明王・備中法印 ** 2008/05/18 00:16
KS@管理人様、覚王様、初めまして。
備中法印に関するご回答ありがとうございます。

まず簡単に自己紹介をします。
私は美術・歴史・旅行が趣味の普通の会社員です。家は東京ですが、現在仕事の関係で平日は西の方の地方にいて、月2回ぐらい週末に自宅に帰ります。仏像についてははるか昔の中学生ぐらいから興味を持って、飛鳥・奈良時代の名品から始まり、貞観彫刻から10世紀頃の和様形成期(宇治田原禅定寺など)、東北から九州までの地方仏巡りなどと興味の対象が移りながら、日本美術全般(建築・絵画)や古墳時代を中心とした考古学、西洋美術(特に初期イタリアルネサンス)などに対象を拡げてきました。最近ではお寺巡りはほとんどしなくなりましたが、運慶・快慶とその周辺については興味が失せることもなく一貫して鑑賞を続けています。

運慶については高校生の頃、学生社刊久野健著「仏像」の浄楽寺銘札発見の物語を読んだのがきっかけでのめりこみ、すぐに浄楽寺まで見に行きました。まだ表面の修理もしていない、収蔵庫もない頃のことです。その後数十年の間に、願成就院、円成寺、興福寺北圓堂、瀧山寺などを巡ってきましたが、最近は出かけるのが面倒になりもっぱら博物館に出るのを待つ状態です。足利にも行こうかと思っていたら光得寺大日は東博に出たし、例のオークションの大日、快慶の醍醐三宝院弥勒、伊豆修禅寺大日なども東博で見ることができました。高野山八大童子を全部揃って見たのも東博です。まだ見ていないものでは諏訪仏法紹隆寺の不動、康慶作富士市瑞林寺地蔵などがありますが、博物館に出るのを気長に待つつもりです。
  written by* むろさん  
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[1255]** 大威徳明王・備中法印(2) ** 2008/05/18 00:18
備中法印のこと
この呼称は全て後世の文書に書かれているようですが、今回の大威徳明王で初めて当時の記録が出たということで意義があると思います。年代も建保四年(1216)なので、建仁二年(1203)の法印叙任から運慶没年(1223)の間に収まっています。ただ、長男湛慶が「備中法橋」であるならば、大威徳明王の年(1216)は湛慶の法印叙任(1213)以降なので、湛慶が「備中法印」と呼ばれていたかもしれません。「運慶の挑戦」のP13には「湛慶が備中法橋、定覚が越後法橋とされている」と書いてありますが、どちらが備中法橋なのか確証はないと思います(本に出ていた記憶はありません)。

大威徳明王の納入文書
講談社の週刊日本の仏像40(運慶仏めぐり)のP27には「巧造、肥中」が誤記と書かれていますが、この他にも干支の「子」は「戊」と書こうとして書き直したものだそうです。しかし、元々人に見せるつもりではない、急いで書いた納入文書ではこの程度の誤記はよくあるそうです。同書では「運慶を蓮慶?」と疑っていますが、4/26の東博講演会の時の文化庁指定担当者(岩佐光晴氏)も書跡・古文書指定の講演をした池田寿氏も「この字は運慶で間違いない」とのご意見でした。

作品比較
「運慶の挑戦」のP105に東寺講堂大威徳明王の頭上面の1体が鎌倉期の補作で、運慶一派の可能性があることが書かれています。上に書いた烏倶婆迦童子と違い、まさに同じ尊名であり、この件についてもう少し詳しい解説や拡大写真が見たいと思っています。そのうち日本彫刻史基礎資料集成平安時代重要作品編(東寺講堂諸像の巻)でも確認するつもりです。

その他、雑感
運慶について興味を失わずにきたのは、当時の中枢にいた人を身近に感じられたからだと思います。北条時政や和田義盛、そして足利や熱田神宮・瀧山寺関係の源頼朝周辺の人々など。そして今回の大威徳明王の発見です。快慶だと重源周辺の阿弥陀信仰関係の人ばかりで、あまり面白くないのですが、運慶は鎌倉幕府とのつながりが多いのでわくわくする感じです。(イタリアルネサンスの絵を見にフィレンツェを訪れ、シニョリア広場に立った時と同じ感覚です。ボッティチェリやミケランジェロはどういう思いで修道僧サボナローラの処刑を眺めていたのか、ということを当時と同じ場所にいて想いをはせる。そして隣のウフィッツイ美術館で作品を見ると単に美しいとか力強いといっただけではないものが感じられます。先日テレビでやっていたレオナルドのアンギアリの戦いが本当に発見されることを願っています。)
今後も運慶について新しい発見があることを、そして今回の大威徳明王については、納入文書の解釈や作風の比較について、金沢文庫の紀要あたりに論文が書かれることを期待しております。
  written by* むろさん  
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[1256]** 管理人様 ** 2008/05/18 00:28
ここ1週間ほどパソコンからRESができない状態でした。状況は今も同じですが、今日用事があり別の場所のホテルからパソコンを使って送信することができました。今後も同じような状態だと思いますが、RESのできるやり方をさがしていきます。次回は1週間後になると思います。
今後ともよろしくお願いします。
  written by* むろさん  
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[1257]** 投稿ついでに ** 2008/05/18 02:19
この掲示板の過去ログを少し読んでみました。浄楽寺は今はなかなか見られなくなっているのですね。私は運慶では中学の修学旅行で東大寺南大門の金剛力士を見た次が、高校生で行った浄楽寺でした。その後表面を修理し、収蔵庫ができてからも一度行きましたが、公開日を限定されてしまうとなかなか行けなくなってしまいますね。
奈良法華寺や会津勝常寺の本尊も今ではなかなか見られなくなってしまいました。一方で、2、30年前は秘仏だったのに、今はすぐ見られるものもあります。時代の流れや寺側の管理上の都合などで仕方がないのでしょう。
関西と関東、どちらが運慶を見るのに有利かという話もありましたが、最近は東京にいても結構見られるものです。運慶ではありませんが、来年三井寺の秘法展が東京にも巡回します。私が新羅明神や智証大師2体を初めて見たのは横浜だったし、その後も東博で三井寺展があり、また新羅明神と対面できました。この2回とも関西へは巡回していないと思うので、関西の人がこれらを近くで見るのは今回の三井寺展が初めてなのではないでしょうか。まあ、それぞれの地の利を生かしてやっていけばいいと思いますが。

ところで、この運慶ファンの間ではオフ会のようなものはないのですか?私は全然違う分野の趣味ですが、普段はネット上のつながりで、時々オフ会で直接顔を合わせるということがあります。情報交換や友好を深めたり、語りあったりと、とても有意義です。展覧会とか、特別公開とか、何かの機会に合わせて直接顔を合わせる機会があったらいいなと思っています。(新参者が長々と書いてしまいすいません。)
  written by* むろさん  
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[1258]** ** ** 2008/06/14 19:35
むろさん様、お返事が遅れて大変申し訳ありません〜。パソコンで肩をやられてたのがひどくなり、長時間できなくなっていました。机の高さがあってなかったみたいで……。高さ変えたり、枕変えたり、腕立てとかいろいろやって、だいぶ回復しましたけど、まだ動かす方向によっては痛いです。とほほ。

> この運慶ファンの間ではオフ会のようなものはないのですか?

ここサイトは管理人がいまいちアクティブでないので、オフ会とかやってないです。というか、どういうわけかここに書き込んでくださる方って関東の人が多いんですが、わたしは関西人なもので、もしオフ会とかやるとしたらわたしが関東に行くかないと無理なわけですが、関東ってあまり行く機会ないんですよね。前回、例の新発見の大日如来像が東博で公開になったときはがんばって見に行ったので、ついでにたまたまあった他サイトのオフ会に参加させていただいて、願成就院にみんなで行って、それは楽しかったんですけどね〜。その前日は1人で台風が来ている中、滝山寺に行っていて、長い間運慶独り占めしていてよかったんですが(一時間ぐらい座り込んでぼーっと見ていました)、さみしかったので、みんなでオフ会楽しかったです。
でも、もっと守備範囲の広い、他の仏像サイトさまのオフ会ならいろいろあると思いますよ〜。

浄楽寺はむかしはもっと普通に見れたんですか。普通に公開してるのが年に2回2日限りってのはものすごいハードル高いですよね。かといって申し込んで見に行くのもなかなか勇気がいりますしね〜。関西の仏像は関東に出張しますが、関東の仏像は関西には来ないんで、こっちで見られる確率は低そうなんですけどね。うまく公開日に他にも行くところが出来て、抱き合わせで見れたらいいんですが、体力ないのでみなさまがやっているような日帰りで見に行くとかできないんですよね……。

関東と関西の話は、まあ簡単に言うと、お寺は関西のほうがあるんですけど、展覧会は関東のほうがあるので、引き分けでしょうね。例の新発見の大日如来像も大騒ぎされましたが、関西に来る気配はいまのところないですもんね。そのかわり1年中、行きたいときに東大寺南大門仁王像とか円成寺大日如来像とか六波羅蜜寺地蔵菩薩像とかは見れるわけですが。
逆に、そのせいで東大寺南大門仁王像とかは「小学校の遠足で見るもの」というイメージがすり込まれていて、どうも子どものときの「でっかいな〜」という感想から抜け出せない感じもあります。だから仏像好きも少ないんではないかと思ってます。

> 先日テレビでやっていたレオナルドのアンギアリの戦いが本当に発見されることを願っています。

おお、わたしも見ていました。あれ、本当に出てきたらすごいですよね。ものすごい騒ぎになるでしょうね。

> 備中法印のこと
> この呼称は全て後世の文書に書かれているようですが、今回の大威徳明王で初めて当時の記録が出たということで意義があると思います。

なるほど。一次資料だったら意義ありますね。ちょっと後の資料はもう、かなりぶれてる感じですけど(ほとんど神話になってしまってますよね)、リアルタイムでそうそう大間違いはしないはずですし(でも誤字とか意図的なウソとかあいまいな記述とかいろいろありえますけど)。運慶と湛慶は親子なので、どっちも備中と呼ばれている可能性もありますよね。どっちが法印のときにも備中法印と呼ばれている……というのもありえるんでしょうね、きっと(推測で書いてますけど)。

> 東寺講堂大威徳明王の頭上面の1体が鎌倉期の補作で、運慶一派の可能性があることが書かれています。

東寺講堂、実際に行くと、運慶一派が帝釈天を作り直したっぽいこと書いてある新聞が一緒に展示してあるんですけど、そのあとに読んだ本によるとあれはもっと後の修復だよと書かれていたんで、あまり下手なことは言わないで置こう〜と思っていたりします。まあ、帝釈天はハンサムですが、運慶のつくる顔とはちょっと違うような気がしますけど。で、五大菩薩を修復したんだよ、という話も読んだことがあって、そう言われてから見に行ったときに、金剛法菩薩(だったかなあ? 前の2つのうちのどっちかだったんですが)とか、運慶っぽい顔に見えるかな〜と思ったりしたわけですが、よくわからないのでまたそのうち見に行こう、と思いつつそれからだいぶ経ちましたが、まだ行ってません。
(^^ゞ
大威徳明王の頭上面は実際に行くと、そんなによく見えなかったような気が……。大きい写真を見るほうがわかりやすいんでしょうね、きっと。その前に、新発見の大威徳明王がなかなかお目にかかれないんで、比較の仕様がないんですけど。
まあ、待っていても関西にはやって来ないでしょうね、きっと。困ったもんです。はい。
  written by* KS@管理人  

[1248]** 重文指定。 ** 2008/03/22 19:26
光明院の大威徳明王が重文指定されることが決まったそうです。

詳細
意外とはやいなあ、指定決まるまで。
てなわけで、秋にはまた公開するそうな。
秋っていつごろだろ……(遠い目)。

で、本日、TBS系列、「ブロードキャスター」にて例のオークションについてやるらしいです。テレビ欄では「14億円落札の謎」ってなってますけど、どういう切り口の番組になるんでしょうか??
  written by* KS@管理人

[1247]** 落札。 ** 2008/03/21 18:29
ついに落札しましたね、個人蔵大日如来。落札額12億円。買値はそれに手数料かかるんで14億円とか。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080320-OYT1T00159.htm
今後展示の予定はないらしいです。残念。

しかしこういう場合、外国ではどうしてるんだろうか〜と思って調べてみたら、わりと近似の例を見つけました。
http://eng.alc.co.jp/newsbiz/hinata/2007/02/post_342.html
これはイギリスの画家、ターナーの絵画がロシア人に落札されてしまった、という事例。
テート美術館に展示されていた個人所蔵の作品が、美術館側が買い取ろうとした3倍の額で競り落とされた、というまったく似たような状況で、落札金額も奇しくも12億万円代。クリスティーズで落札ってところも一緒。
違いは、落札後の対応。こういう場合、イギリスでは一時的な国外持ち出し禁止をかけられるらしい。で、その期限までに寄付を募り、落札額で買い取って国外流出を防いだそうな。
http://www.artfund.org/savebluerigi/
まあ、今回、この大日如来像は日本にとどまったんですけど、今後のために日本もやっぱ、アート・ファンドがないといけないんじゃないかな〜と思いますけど……。

とりあえず、この件で運慶の知名度は少しは世界的に上がったかも。
ちなみに世界でのニュースだとヘラルド・トリビューンのサイトとかが写真入り。
http://www.iht.com/articles/2008/03/19/arts/melik20.php
ってか、2ページあるな、この記事。内容は一言で言うと、「クリスティーズ、商売うまいのぉ」ということみたいです。

そういえばその、クリスティーズのページも一応書いときます。
http://www.christies.com/features/mar08/buddha/overview.asp
なんか、いまさらっぽいですが。いつまであるんでしょうか、このページ。
スライドショーつき、音声解説つきです。はい。
  written by* KS@管理人

[1246]** 署名。 ** 2008/03/12 20:58
リンク先の「仏像文化財修復工房」様のブログによると、例のオークションに出品された大日如来像、実は足利市による署名活動があったそうです。
もう終了してます。
詳細
気づくの遅すぎ。

ちなみにイギリスではナショナル・アート・コレクション・ファンドというところが美術品の海外流出を防ぐために、一般市民から募った会員費を基に美術品を購入し、それをイギリスのあちこちの美術館に寄贈している――んだそうな。
http://www.fogless.net/gallery/hayward/hayward.htm
こういうのが百年前からあるんですね〜。日本と違うなあ……。
  written by* KS@管理人

[1245]** 春の公開情報。 ** 2008/03/05 20:56
気がつけば春じゃないですかっ。まだまだ寒いけど。そして、3月3日をもう過ぎている。
(^_^;)
というわけで、とりあえず今春の興福寺北円堂公開日程をば。
2008年4月26日(土)〜2008年5月6日(火・祝)
詳細

高野山は八大童子、当分公開ないみたいで、なんの予定も出てないです。東京国立博物館とか京都国立博物館とかも運慶関連なさそげです。
  written by* KS@管理人

[1244]** 個人蔵大日如来、国外へ? ** 2008/02/14 19:19
もうみなさま、ニュース聞いておられるかと思いますが、例の新発見の個人蔵大日如来、海外オークションにかけられることになったそうです。

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200802/sha2008021304.html

この個人蔵の大日如来、持ち主が出てくるのを嫌がってるっぽかったので(発見当時の紹介を見ていると、なんだか住んでいるところまで漠然とさせていた)、ひょっとして売りたがっているのかなと思ったことがちょっとあったんですが、現実になっちゃいましたね〜。
まあ、病気で体中湿疹だらけの中、無理して見に行った甲斐があったってもんです。先見の明だったかも。写真も撮れたし(あ、自分で撮影したのは公開してないなあ)。おかげで帰りの新幹線の中では右腕肘の湿疹が5センチぐらいに盛り上がって、半年ぐらいはぐったりしてましたがっ。思えばあれからここサイトの更新、止まっているのだった。(遠い目)

予想価格も高いんだか安いんだかよくわかららず。フェルメールより古くて作品数も少ないけど、国際的な知名度は低いだろうし、フェルメールほど高くないのはわかるんだけども(フェルメールは32億円で落札とか)、もうちょっと高いかと。

でもいまの世の中、たくさんお金を出す人が一番作品を高く評価している人なわけだから、この価格で買う人が外国人なら国外流出はやむをえないことになるかも。日本の人が買って、日本で一般に公開されているほうがいいとは思うけども……伊藤若冲とか見てると、あれはカリフォルニアで大事にされてるほうが作品も幸福なのかも、と思ったりもするし。まあ、一般的には日本人が一番運慶への思い入れ、強いだろうけど。
……と思ったけど、初日の報道からあと、何の報道もないので、日本人一般には関心がないのかもしれないなと思ってきましたがっ。

とりあえず、どこに行くにせよ、公開されるようになるといいなあ。できればいつでも見れるところがいいなあ。できれば他にも見るものがいっぱいあるところがいいな〜。ギメとかメトロポリタンとか……。(って、どっちも行ったことないけどっ)
とにかく間違っても自分が死んだら一緒に棺おけに入れて燃やしてくれ、とか言いだしちゃう人(それが日本人でも外国人でも)に買われませんように。
  written by* KS@管理人

[1242]** メールフォーム設置。 ** 2008/02/04 19:40
久しぶりにサイト内をごちゃごちゃ触りました。
まず、あまりにスパムが多いんで、メールフォームからメール受け取ることにしました。ので、今後新しくメール送るときにはメールフォームからお願いします。

一応、サイト内のメールアドレス、すべて消しました。
というか、だいぶ前にHTMLからは消してたんだけど、たぶんBBSとかに残ってたから送られてきたのかもしれないです。
今回はここBBSも投稿欄から過去の投稿にはいっているメールアドレスまで完全に消しました。けど……はたしてスパム、減るのやら。(遠い目)
やっぱ、アドレス変更しかないかも。とほほ。
  written by* KS@管理人

[1239]** テレビ情報。 ** 2007/09/08 19:48
こちらもひさびさ〜に、テレビ情報ですっ。
BShiで、
9月10日(月)19:00〜20:00、
13日(木)9:00〜10:00
16日(日)11:00-12:00
BS2で、
16日(日)23:00-24:00

「アートエンターテインメント 迷宮美術館」に東大寺南大門仁王像出ますっ。
「怒りの美術展」というテーマです。
昨年放送されたものの再放送です。
ちぇきらっ♪

ところでしばらく前に家族が「今日テレビ見てたら東大寺南大門の話してたで〜」と教えてくれたんですが、それによるとこの仁王像、木材が違うとかっ。運慶と快慶が造ったとされる阿形像のほうは檜(?)なんだけど、定覚と湛慶が造ったとされる吽形像のほうは桂(?)で、これはたぶん途中で木材がたりなくなったんだろう〜という話だったらしいんですが、なにしろ伝え聞きなので、よくわからずっ。
というか、番組がなんなのかもよくわからず。とほほ。(遠い目)
もしかして見られた方がおられて、間違ったら訂正してください。はい。
  written by* KS@管理人

[1238]** 展示情報。 ** 2007/09/08 19:37
ひさびさ〜に展示情報です。
まずは、完全に手遅れの感ありの、明日までの展示。

高野山霊宝館
第28回高野山大宝蔵展「信仰マンダラの世界 高野山-神仏への祈り-」
2007年7月14日(土)〜9月9日(日)
これに、八大童子立像の内制多伽童子像が出ているのにいまごろ気づきました。とほほ。
展示リスト

次に、いつもの季節イベント、興福寺の秋の特別公開ですが、今年は大々的にやるようです。
興福寺国宝特別公開
<大圓堂(本坊)・国宝館>
期間 : 2007年10月20日(土)〜2007年11月25日(日)
時間 : 9:00〜17:00(券売終了は16:30まで)
拝観料 : 共通拝観券:大人1,000円 中高生700円 小学生300円
公開諸堂 : 北円堂、仮金堂内陣、三重塔初層、国宝館本坊、大圓堂
で、国宝館では国宝八部衆像を一堂に特別陳列だそうです〜。
詳細

で、普通の北円堂の公開もあるみたいです。
10月20日(土)〜11月12日(月)
拝観料 : 大人300円 中高生200円 小学生以下100円

それから、伝運慶作の話。
京都国立博物館で金戒光明寺・三重の塔の伝運慶作の文殊菩薩像が公開されている模様。
■9月1日(土)〜9月30日(日)
■10月2日(火)〜12月24日(月・祝)
で、文殊菩薩騎獅像は京博で修復されてたんですが、頭部内に円筒形納入品が発見されたそうです。
詳細

というわけで、ちぇきらっ♪
  written by* KS@管理人

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